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「空」寄稿文 [ワイン]

 高畠ワイナリーの季刊誌として発行している「空」で川邉が書いた記事をご紹介いたします。

 『勘違いとホント 其の壱』
  
“酒は百薬の長”ですが、ワインも健康に良いというのもご存知でしょう。1992年に研究者が、「フランスなどワイン消費国では、乳脂肪や肉類、動物性脂肪を大量に摂取するのに、心臓病の死亡率が低いが、これは赤ワイン中のポリフェノールが、動脈硬化を抑制している。」と発表し、それが世界中で「フレンチパラドックス(フランスの矛盾)」として広まった結果、それまであまり赤ワインを多く消費してこなかったアメリカや日本などで、赤ワインの消費が爆発的に伸び、「赤ワインブーム」となりました。このとき、流行語になったポリフェノールは正式名称ではなく、数多いフェノール化合物を分かりやすく表わした総称で、特にレスベラトールという赤ブドウの皮に多く含まれるポリフェノールが、動脈硬化や発がんを抑制すると証明され、赤ワインの消費を後押ししました。

レスベラトールは抗酸化物質で、体内で活性酸素を取り込むことで、細胞の酸化≒老化を遅らせるとともに“長寿遺伝子”を活性化し、:最良の健康維持増進が期待できる摂取量は一日あたり10mg以上のようです。 ただし、これはレスベラトール単体に関する研究結果で、これを1リットル中にレスベラトールを0.2~5.8mgしか含まない赤ワインから摂取しようとすると、一日あたり1.8~50リットルの赤ワインが必要となり、長寿遺伝子を活性させるどころの話ではなくなります。 そのため、現在では、一日あたり2~3杯程度の赤ワインが適量で、さらにレスベラトールによる健康維持増進を期待したい場合は、市販のサプリメントでレスベラトールを補うことが専門家から推奨されています。

しかし近年、赤ワインの新たな効能が発見されました。これはアメリカの学術誌『ジャーナル・オブ・ウイメンズ・ヘルス』に掲載されたもので、研究者らは赤ブドウのレスベラトールが、閉経前の女性のエストロゲン量を減らし、テストステロン量を増やすことから、乳がんのリスクを軽減できる可能性が高まるというものでした。この研究で被験者となった女性のグループが、一か月間に毎晩飲んだ赤ワインの量は200mlとワイングラス一杯分とほぼ同じで、15日おきにホルモンレベルを調べたところ、この結果が判明し、研究者らは「もし夕食時に一杯のワインを飲む機会があれば、赤ワインを選んでみるといい。」としています。 
「一日一杯の赤ワインが乳がんを予防する!」

“To Be Continued”.(そして、物話はつづきます…)


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赤・白・ロゼの違い Part 1:赤ワイン [ワイン]

544915,1271678586,11.jpg赤・白・ロゼの違い

いまさらですがワインにはいろんな種類があります。赤・白・ロゼ・スパークリングは勿論、それ以外にもデザートワイン系のアイスワイン、ポートワインなど実に種類は豊富ですがきょうは、赤・白・ロゼに関して造る工程の違いなどを含めお勉強しましょう。

Part 1:赤ワイン

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赤ワインは、皮、種などがはいった状態で発酵させ搾汁の段階で固形物を取り除いて作ります。

赤ワインは、皮や種などに含まれるタンニンが白ワインより多いために渋いのでワイン初心者の方は慣れるまで時間がかかる人もいます。一般的に白ワインやロゼなどより濃厚な為、肉料理に合うとされる。18度から20度で飲むのが適温とされ、冷やすと苦味が増すので、冷やさないのが普通ですが夏場など気温が高くなる時は常温でも痛む場合があるのでお気をつけて。


ポピュラーな赤ワインの品種

最もポピュラーな赤ワインは、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルローおよびピノ・ノワールです。ワインの名称としても使われているこの名前は実はブドウの品種をさします。

*カベルネ・ソーヴィニヨン*

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その中でも一番ポピュラーなものが・カベルネ・ソーヴィニヨンです。カベルネ・ソーヴィニヨン・ベリーは黒、厚く、非常にタフな皮膚で小さいのが特徴です。ボルドーから「赤ワイン・ブドウのキング」としばしばもとは呼ばれたカベルネ・ソーヴィニヨン。そのブドウは、より暖かい気候に賛成する傾向があり、多くの場合成熟過程がピークに達するのに最適な5-10年で理想的なワインとなります。メカベルネ・ソーヴィニヨンは、主としてメルローなどとブレンドする事でカベルネの特徴を犠牲にせずにをまろやかさが出ます。


*メルロー*
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メルローは、フランスのボルドー地域が発祥の地の葡萄品種です。それは、プラムのような一連の新鮮な風味、さくらんぼ、ブルーベリーおよびブラックベリー、ココアと黒コショウの混じり合った味も確認する事ができます。フードペアリングとしては、鶏肉、赤身の肉、豚肉、パスタ、サラダ - そしてチョコレートなどメルローはそれらをすべてうまく扱うことができます。

メルローとカベルネはブレンドする事でそれぞれの品種の良さが表に出やすい為、「カベルネ&メルローワイン」は非常に人気のワインです。

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こちらは、川邉が手掛けた「2008高畠Classiqueメルロー&カベルネ」2011年ジャパンワインチャレンジ金賞受賞商品です。(完売らしくもう手に入らないようですが…)


*ピノ・ノワール*

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ピノ・ノワールはブルゴーニュの最も有名な高貴なブドウです。世界の多くの「レッド・ブルゴーニュ」として愛されて、フランスから出てくる最も上品なワインの一つでありえます。ピノ・ノワールはフランスだけでなくオレゴン、カリフォルニア、ニュージーランド、オーストラリア、ドイツおよびイタリアで植えられ日本でも栽培されています。しかし、この品種は育てるのに「困難な」ブドウとしばしば評されます。味は、赤いベリー、プラム、トマト、さくらんぼおよび時々土か、森のような風味を思い出させます。フードペアリングとしては、鶏肉、牛肉、魚、ハム、子羊および豚肉で対になるのに良く適します。クリーミーなソース(スパイシーな調味料)にも良い、食事を引き立てる最も用途の広いワインのうちの1つかもしれません。

ワインって本当に奥が深いですね。赤だとカベルネが好きです。。。。
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